Music Forceは、次世代の子どもたちを中心とした音楽気養育について皆様のご意見をいただきながら、篠崎理事長が掲げる「守破離」の精神に基づいた、本来あるべき教育を追求し、社会に対しても訴えかけていきたいと考えています。
この広場は、皆さんからのご意見をいただく場であり、篠崎理事長をはじめとしたパートナーなどの考え方や活動状況を知ることができるコミュニケーションの場だ考えています。
音楽は「再生芸術」であり、自分ならではの発想で新しいものを生み出す姿勢が大切です。CDなどの録音は完成形を固定化してしまい、そこに頼りすぎると「自分で探す旅」を省略しかねません。
今の時代は便利になりすぎ、答えが簡単に手に入ります。しかし、子どもたちが模倣だけで終わってしまうことに危機感を覚えます。
日本の教育は自由な発想を恐れがちです。これからは「答えのないこと」を学ぶ姿勢が必要です。そうでなければ、人は社会の「部品」になってしまうからです。AIにできない表現を生み出せる人間を育てなければなりません。
便利なデジタルツールも良い面はありますが、失われているものも多い。手間をかけて学ぶことの大切さを忘れてはいけません。
もし音源の模倣だけで済ませるなら、クラシック音楽を「再生芸術」として続ける意味は薄れてしまいます。
私はヨーロッパで音楽の「生きる力」を学びました。極限状況の中でも音楽が人に力を与える。それこそが音楽の「Force(力)」です。
こうした理念に共感する人が増えていけば、きっと世界は変わる。その希望のもとに、まずは「移動寺子屋」として活動を始め、多くの人が「心の大切さ」に気づける場を作りたいと思います。 Music Forceは、「音楽に何かを感じられる人間」を育てることを目指しています。