マロ氏からのメッセージや、Music Force事務局の想いやその他様々な情報をブログの形で発信します。
人間に聞こえる音は、20Hz~2万Hzまでで、それ以外の周波数は耳には聞こえないため、マイクやスピーカーを通したりCDの音楽では人間が聴こえない周波数はカットされているからです。
しかし、この人間の声や楽器が発する2万ヘルツ以上の耳では聞こえない音が、音楽表現を豊かにするだけではなく、人間の脳を活性化させ、生命維持に必要な免疫物質を分泌させ、精神の安定や癒しにとても重要だと考えられています。
だから人間は、耳では聞き取れない波動を自然に求め、鳥の声、川のせさらぎ、雨の音などを聴きたくなるのです。私達がカットされない生の音楽に拘るのはこのためです。
では、耳では聞こえない音楽がどうして人間は感じ取れるのか?
それは人間の皮膚を通じて音楽は脳に伝わっているというからなのです。
つまり、音楽を耳では聞き取れなくても、体全体で感じ取っているのであり、これは生命体を持たないAIには絶対にできないこと。
耳が聞こえない方も、音楽を楽しめているはずで、是非コンサートホールで様々な響きを全身に浴びて音楽を感じ取って欲しいと思います。